ボーナス支給日前に退職するのは待って!退職届提出時の注意点

退職することを決めたあなた。

さて、次はどのタイミングで退職届を提出したらいいのか。

一時も早く提出してしまいたいかもしれませんが、ちょっと待ってください。

6月や12月あたりのボーナスの時期の退職は要注意です。

タイミングによっては、ボーナスを貰えないまま退職しなければいけなくなってしまいます。

しかしタイミングを考えて退職届を提出することで、しっかりボーナスを手にして退職することができます。

ボーナスを手にして退職するのか、もらわず退職するのか、あなた次第です。

ぜひこの記事をご参考に、損をしない退職の仕方をするようにして下さいね。

目次

ボーナス支給日前に退職するのはもったいない

会社の業績や個人の頑張りなどにもよりますが、ボーナスは「お給料の◯ヵ月分」など、まとまった金額が支給されることが多いですよね。

退職のタイミングによってボーナスを支給されてから辞めるのと、支給前に辞めるのとではかなり大きな差が出てきてしまいます。

退職を決意したらまず確認したいこと、退職を申し出るタイミングなど詳しく解説していきます。

まずは会社のボーナス規定を確認しよう

ボーナスはあって当たり前のものではないことをご存じですか?

労働基準法では、ボーナス(賞与)の支払いの義務は定められていません。

ボーナスに関してはそれぞれの会社の「就業規則」を必ずチェックしてください。

労働基準法第89条

会社としてボーナスを支給すると決めている場合は、その内容について就業規則に記載する義務がある。

「就業規則」にボーナスの記載がある場合

まず明確にボーナスに関しての計算式が定められていたり、支給額または「年に〇回定例として賞与を支給する」などと記載されている場合は会社に支払いの義務が発生します。

しかし「会社の業績が悪化した場合、その他のやむを得ない事由があった場合賞与を支給しない。」と記載され定められている場合はボーナスは支給されない場合があります。

今回、重要なことは退職時のボーナスの扱いで、多くの会社では「支給日在籍」と設定されています。

もし有給休暇消化中だったとしても、支給日在籍となります。

支給日在籍要件とは、賞与を支払う場合、その査定対象期間の全部又は一部に勤務しているだけでなく、賞与の支給日に在籍していることを支払要件とすることです。

僕の会社は査定期間が1月から5月末で、ボーナスが6月30日だから、6月30日時点で在籍していないとボーナスは支払われないんだよ。

ボーナスがもらいたかったら、退職日を6月30日以降にすればいいのね。

そうなんだけど、6月30日より前に退職の気持ちを上司に伝えると、ボーナスが満額もらえなくなってしまう可能性もあるんだよ。賞与には「頑張ったことへの評価」という意味と、「今後への期待」という2つの意味が含まれているからね。

「ボーナス支給後〇か月以内に退職した場合は賞与の一部を返却しなくてはならない」などと就業規定に記載があれば返却しなくてはならないので、就業規定の退職に関する項目をしっかりとチェックしておくことが大切です。

「就業規則」にボーナスの記載がない場合

記載がなく「会社の業績次第でボーナスがあるかも」という場合、企業側に必ずボーナスを支給するという義務は発生しません。

ボーナスを支給されてすぐ退職したとしても、「賞与の一部を返却しなくてはならない」規定もないのであれば返却する義務も発生しません。

損をしない退職のタイミング

ボーナスをしっかり貰ってから退職するには、ボーナス支給後に退職届を提出するのがベストなタイミングです。

ですが、さすがにボーナス支給日の次の日にすぐ退職届を提出となるとボーナスをもらい逃げしたような印象になってしまいますので、支給後1〜2週間後ぐらいに提出するのが良いでしょう。

会社に迷惑をかけないように、しっかりと引き継ぎ期間を設けるのも大切です。

一般的に1ヵ月ぐらいが引き継ぎ期間の目安となっているよね。

民法にこのような定めはありますが、会社の就業規定に沿って退職手続きは行いましょう。

会社によっては、「30日前までに」や「2か月前までに」申し出が必要と定められている場合もあります。

退職するにあたって注意したいこと

仕事の引継ぎ

社会人のマナーとして「就業規定」に沿って退職日を定めたら、引継ぎはしっかりと行って気持ちよく退社したいものです。

転職先からすぐ入社して欲しいと言われて了承してしまい、いきなり退職届を出した人がいたけれど、引継ぎする時間もなく本当にひどい退職の仕方だと職場で伝説になったわ。

いい加減な引継ぎや勝手な退職は、転職先や取引先に伝わってしまう可能性もありますよ。

いくら辞める会社とはいえ、残る方達に迷惑をかけない退職の仕方をしましょう。

転職先を決めておく

出来れば今の会社の在籍中に次の転職先を決めておくのが望ましいです。

今の会社を辞めてからゆっくり決めようと考えていたけれど、思ったよりも転職活動が難航して焦ってしまうというパターンをよく耳にします。

とは言っても、在職中に仕事もしながら転職活動をするのはスケジュール的にも難しいですよね。

そんな時はぜひ転職エージェントを利用してみて下さい。

転職エージェントは効率の良い転職活動のサポートをしてくれますので、一人で転職活動を行うよりもスムーズに短期間で転職先を決めることが可能です。

転職エージェントは求人の紹介だけでなく、履歴書の書き方や面接時の受け答えのアドバイスをしてくれたり、転職活動中の悩み相談に乗ってくれたりなど、色々な面でサポートしてくれます。

様々な転職エージェントがありますが、転職エージェントによって紹介できる求人の内容が違うので、複数の転職エージェントに登録しておくのがおすすめです。

離職票の依頼

転職先が決まっている場合や、他の会社で働く意思がない場合は離職票は必要ありません。

失業保険をもらいたいと思っている場合は、人事部や上司に離職票の依頼を忘れないようにしましょう。

失業保険は自己都合で退職した場合は離職票が届いてからの手続きが必要で、約3か月ほどの待機期間を経て支給が開始されます。

退職後にすぐに仕事が見つかればいいですが、なかなかすぐに見つからない人が多いのが現状です。

このことからも、どうしても退職後に仕事を探すのであれば、ボーナスがあったほうが絶対に安心ですね。

まとめ

  • ボーナスを貰って退職する為には、ボーナス支給後に退職届を提出しよう
  • 就業規則の支給日在籍の定めの有無など、退職時のボーナスの扱いについての項目をしっかりとチェックしておこう
  • 引継ぎをきちんとできる期間を考慮し、就業規定のある期間を経た退職日を設定するようにしよう
  • 転職エージェントを利用して在職中に次の転職先を決定しよう

様々な理由で退職を決めた会社であっても、「立つ鳥跡を濁さず」です。

お世話になった会社ですから気持ちよく最後の日まで過ごしたいもの。

社会人としてのマナーを守り円満退職できるようにしましょう。

ただし、現在の職場がブラック企業であったり、上司からパワハラやセクハラを受けているような場合は精神的、体力的に無理のないようにしましょう。

この場合は「会社に迷惑をかけたくない」などと思わないで、自分自身のことを最優先に考えてください。

ボーナスの規定がある会社でしたらもらう権利は当然です。

ボーナスをもらってから退職することばかり考えすぎないで、広い視野で考えることも大切だね。

もし転職先の会社の給与水準が高い設定だったら、今の会社は早く退職して転職先の査定期間を長くするのも長い目で見れば得かもしれないわね。

現在の職場が特に何も問題ない職場で、まだ転職先が決まっていないのならばボーナス支給日前の退職はもったいないです。

転職先が決まっている人は、次の職場で即戦力を求めている会社も多いのも事実ですよね。

転職先の入社日の調整を考えて、ボーナス支給後に退職するのかを決める必要があります。

もらうんだと決めたら、しっかりボーナスをもらって明るい未来に向かって進んでくださいね。

人気企業の求人を多数保有!大手エージェント

大手エージェントには、全業界・職種の求人が集まっています。さらに、大手企業や人気企業の求人を独占で持っていることもあります。幅広い選択肢の中からベストな提案をしてもらいたい、大手企業や人気企業への転職を検討しているという方はぜひ登録しておきましょう。

リクルートエージェント

業界No.1!転職者の8割が利用している国内最大の定番エージェント

おすすめポイント
  1. 求人数が業界No.1!人気企業・大手企業の非公開求人を多数保有
  2. 数の強みを活かした幅広い業界・職種の提案が可能
  3. たくさんの求人の中から比較検討できる

doda エージェント

CMでおなじみ!顧客満足度トップクラス!豊富な求人数に加えて、専任アドバイザーの手厚いサポートが強み

おすすめポイント
  1. リクルートと並ぶ、実績豊富な国内最大級の転職エージェント
  2. 20万件以上の求人から、厳選して紹介をしてくれる数少ないエージェント
  3. リクルートが保有していない有名企業の求人に出会える可能性が高い

マイナビエージェント

20代の登録者数No.1!20〜30代前半・第二新卒向けの非公開求人を多数保有

おすすめポイント
  1. 新卒サイトNo.1のマイナビが運営。若手層を採用したい企業とのコネクションが豊富
  2. 営業、メーカー、金融、ITなどの転職支援に強み
  3. 20〜30代など若手層の転職サポート・アドバイスの手厚さに定評あり
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次