群れる人の心理や特徴!群れない人との違いや群れることのメリット・デメリットを解説!

いつも他人と一緒にいたがる人を群れる人と呼びます。

群れることで一人ではできないことができる一方、個性が弱いとも言えるでしょう。日本人には特に多いとされていますが、群れる人はどのような心理で群れたがるのでしょうか。群れる人の特徴や群れない人との違いを解説します。

目次

群れる人とは

小中学生だった頃、教室にはいくつかのグループに分かれていたいう記憶がある人は多いのではないでしょうか。特に女性は、そのグループの中に入っていたという人もいるかもしれません。このように、友人グループに入って一緒に行動することを「群れる」と表現することができます。

日本人は小さい頃から学校でこのような経験をするため、「群れる人」が多くなる傾向があると言われています。個人主義が強い西欧の国々に対し、日本は古くから集団の中の和を大切にしてきたためでしょう。では、この「群れる人」とは。具体的にはどのような特徴を持つ人なのでしょうか。

「群れる人」の定義

「群れる人」とは、集団に属したがる人のことです。もう少し簡単に言うと、友達など他の人とグループを作って一緒にいる、または行動する人です。冒頭でも説明した通り、学校で友人グループを作って一緒にいる人は群れる人となるでしょう。

「群れる」というのは自然なことです。人間は社会的な生物であり、群れることで生き延びてきました。そのため、多くの人には本能として群れようとする欲求があります。とはいっても、欲求というのは個人差が大きいものです。何をするにも他の人が一緒でないと嫌だという人もいれば、逆に群れること自体を嫌う人もいます。

さらに、日本は昔から「群れる」ことに価値を置いてきた国です。そのため、子供の頃から群れることの大切さを学び、「群れることが正しい」という考えを持つ人が多くなりやすい環境にあります。群れることを嫌って一人でいる人は目立つようになり、「変な人」「友達がいない寂しい人」というネガティブなレッテルを貼られてしまうのです。

群れることのメリット・デメリット

群れることはメリットもデメリットもあります。まずメリットとしては、群れることで一人ではできないことができるようになります。誰かと一緒にいることで安心感を得ることもでき、集団に紛れることで目立たなくなるという利点もあります。特に、日本は目立つことが悪いこととする風潮があるため、目立たなくなることをメリットだと考える人が多いです。

デメリットは、群れることで個性がなくなってしまうことが挙げられます。群れているとグループの意向に流されないといけない場面は必ずあり、人は自分で考えるということをしなくなります。その意向が間違った方に進んだ場合、気が付けば取り返しのつかないことになる場合もあるでしょう。

また、目立たなくなることは「存在を認識されづらくなる」ということでもあります。批判の標的にされにくい一方、たとえば就職活動や取引先など気付いてほしい相手がいる場合はかなり不利です。積極的に存在をアピールしないと、存在すら気付いてもらえないでしょう。

群れる人の特徴【心理】

群れる人はどんな心理状態から群れたがるのかを考えてみましょう。もしかしたら群れる人自身、群れるのが当然だと感じているかもしれません。「どうして群れたいと思うのか」について、それほどしっかりと考えたことがない人もいるでしょう。しかしそれでは、そこにある本当の心理に気付けないものです。

群れる人は、全体的に「一人」に対する恐怖心を持っている人が多いです。日本は「集団で行動することが大切である」という教育をすることが多く、「群れることが正しい」と思い込んでしまっている人が後を絶ちません。こうした教育が「一人でいること」への不安や恐怖を芽生えさせ、群れる人を生み出しているのかもしれません。

群れる人の特徴として、群れたがる欲求につながる心理を解説します。

特徴①仲間外れにされたくない

群れることが正しいと思っている群れる人は、一人でいることに恐怖心を持っていることが多いです。学校でも一人でいる人は何かと目立っていたのではないでしょうか。一人でいる人ほど、他の人とは違う考えや能力を持っていることが多いです。そして日本は、「違っていること」に対して異常なまでの嫌悪感を抱きやすい文化を持っている国でもあります。

そのため、一人でいる人を指さして「あの子って変だよね」と陰口を言う人もいたのではないでしょうか。そのような環境で育つと、「群れることをやめたら嫌われる」という恐怖心が芽生えてしまいます。そのため、どこかのグループに入るべきだという概念にとらわれてしまうのです。それが「仲間外れにされたくない」という心理につながっています。

特徴②批判されたくない

人は群れると、意見や意向が個人のものではなく「グループのもの」になります。もしそれが間違っていたとしても、責められるのはグループ全体です。その中の一人だけが批判されることはありません。仮に言い出しっぺの一人が批判されても、「どうして私だけ?皆も同じ意見だったじゃない」と押し付けることすらできてしまいます。

批判されたくないから群れる、というのはあまりポジティブな心理とは言えないでしょう。しかし、困難を楽に乗り切ることは可能となります。批判されないということは、ある意味群れる人の特権にもなり得るのです。

特徴③わいわい盛り上がりたい

もっとポジティブな意味での群れる人の心理もあります。皆で盛り上がりたいと思う社交的な人は、必然的に群れたがります。別に一人で盛り上がることもできますが、この盛り上がりを他の人と共有したいと思うのでしょう。そのような人も群れる人の特徴的な心理と言えます。

また、仲間といるだけで全てが楽しいと感じられる人もいます。分かりやすく例を挙げるとすれば、食事などは良い例でしょう。皆と食べると食欲が増幅し、楽しいと感じられることがあるのではないでしょうか。群れない人にとっては逆に食欲が減退しそうな話かもしれませんが、まったく逆の感覚の人もいるのです。

特徴④一人でいたくない

群れる人の中には、単純に一人でいたくないという心理から群れたがる人もいます。先に解説した「仲間外れにされたくない」という心理とはまた別で、孤独感が強く、一人でいること自体が苦手で強いストレスになるのです。つまるところ「寂しがり屋」と言うこともできるでしょう。

このような人は、理由なく集団にいることが多いです。何か共通した思想や思いがあるのではなく、「何となく一緒にいる」状態にあります。

群れる人の特徴【性格】

群れる人は性格の面においても特徴があります。先に解説した心理からでも分かる通り、必ずしも「群れる人=社交的な人」とは限りません。群れる人ほど「自分の考え」が弱かったり、独占欲が強かったりするのです。このような人は、周囲に頼りすぎて一人では何もできなくなってしまいます。一人では何もできないからこそ、群れようとするのでしょう。

群れる人にはどんな性格の人が多いのでしょうか。特徴をその人が持つ性格の面からも見ていくことにしましょう。自分が群れる人なら、当てはまるところがないか自己診断してみてください。

特徴①自己主張が弱い

群れる人は、自己主張が弱かったり苦手だったりする人が多いです。群れない人でも、内気な人は自己主張も弱いかもしれません。しかし、群れる人は自己主張が弱くても、意見を押し通したいという欲求はあります。

そのため同じ考えの集団に入り、自分の主張を他人に代弁してもらうのです。一方で、自分の意見を言うことで批判されたり反対されたりするくらいなら、誰かの意見に従う方が楽と考える人もいます。

特徴②自尊心が低い

自尊心が低い人は自分で自分を認めてあげることができません。自己肯定感があまりなく、自分に自信がないのです。このように自分はダメなやつだと思っている人ほど群れたがります。自らを認めることができないため、他の人から認めてもらおうと考えるのです。そのため群れることで、自分は認めてもらえていると思っています。

群れることと認めてもらうことは本来別なのですが、自尊心が低い人は一人では何もできないため、グループに入ることで安心します。そして安心することで、「認めてもらえる」と感じられるのです。

自尊心が低い人は見捨てられることを極度に恐れているため、集団の中にいても嫌われまいとして自分をよく見せようとしがちです。個性や個人の意見がなくなりがちなので注意しましょう。

特徴③独占欲や支配欲が強い

群れる人の中には、独占欲や支配欲の強い人もいます。その場を支配するために自分のグループを作るのです。このような人は一人でいるとその場や人を支配できないため、逆に不安になってしまいます。

この独占欲や支配欲というものは、実は自分に自信がないことの裏返しでもあります。褒められず、否定されてばかりの環境で育った人ほど、権力や力に頼って自信のない自分をごまかすようになります。

特徴④自分の信念がない

自分の中に「これが正しい」という信念がないのも、群れる人の特徴です。このような人は周りの意見に流され、コロコロと自分の意見を簡単に変えてしまいます。周りに合わせていれば批判にさらされることもないと考えているため、すぐにそのグループに染まってしまいます。

人と生きていく上で、自分の意見を曲げなければならない時は必ずあります。しかし、「あの人がこう言ったから」という理由だけですぐに意見を変えるのは危険なことでもあります。騙されやすくなり、洗脳される原因にもなるのです。

群れる人と群れない人の違いとは

群れる人がいるのなら、当然群れない人も存在します。群れる人にとって、群れることは安心する手段でもあるでしょう。ところが、好きで群れない人にとってはそうではないのです。群れない人にとって群れることは苦痛であり、大きなストレスにもなるでしょう。他人の存在が煩わしく感じ、面倒に感じます。

群れることが当然に感じる人にとっては理解しがたい感覚かもしれません。とはいえ感覚が違えば、当然考えも変わります。群れる人と群れない人には、いったいどんな違いがあるのでしょうか。

違い①単独行動が好きか

群れる人は単独行動が苦手であったり、恐怖を感じたりするものかもしれません。しかし、群れない人は一人で行動することが好きな人が多いです。このような人は一人でいることが好きで、一人でいることに抵抗がありません。また、周りの人と実力や能力、考え方がかけ離れている人は他人の存在が煩わしく感じるため、単体行動を好むことが多いです。

群れる人からすると寂しくないのかと思うかもしれませんが、単独行動が好きな人は一人でも満たされる手段を持っています。分かりやすく言うと、趣味です。部屋で一人こもって絵を描いたり、本を読んだり映画鑑賞したりと、一人でも楽しいと思えるものを持っているのです。反対に群れる人は趣味がなく一人の時間を持て余す傾向にあります。

違い②自立心が強いか

自立心が強い人は、群れることを嫌います。群れる人は一致団結して問題に立ち向かいますが、自立心の高い人は一人で問題を解決する力があります。このような人は一人で立ち向かえるだけの信念と強さがあり、人に頼るという選択肢がありません。そのため、人に相談するのが苦手で、他の人から心配されたり同情されたりすることも嫌います。

違い③自分の個性を大事にしているか

自分の個性を大事にしている人は、群れることが難しいです。個性を大事にしているということは、個性が周囲から逸脱しているということでもあり、協調性に欠ける場合があります。

集団でいると、周りの人と合わせないといけない場面が必ずあるでしょう。しかし、個性を大事にしている人はそれが我慢なりません。そのため他人と何かと衝突することが多くなります。このような人は集団に溶け込むことができないため、群れようとは思わなくなるのです。

違い④人と行動するのが苦手か

群れない人は、人付き合いが苦手な人も多いです。人とコミュニケーションをとったり、一緒に行動したりすることに苦痛を感じます。逆に一人でいることに安らぎを感じるのです。このような人は単に群れることが苦手なだけでなく、学校の集団生活でいじめを受けたなど、嫌な思いをした記憶がある人も多いでしょう。

特に女の子のグループは、グループの中の誰かを仲間外れにしたり、特定の人がいないところで陰口を言ったりする面があります。同じ女の子でも、それを目の当たりにして嫌悪感を抱くと、自然と群れることが苦手になることは珍しくありません。

群れない人がモテる理由とは

群れる人と群れない人ではどちらがモテるかというと、実は群れない人の方がモテる傾向にあるものです。

特に女性の場合、そうなることが多いようです。女性は何かと群れたがり、群れる人が多いイメージがある男性も多いでしょう。そんな中で単にぽつんと一人でいる人は目立つものです。また、こうなるのにはもっと内面的な理由もあります。群れない人は群れる人と比べて、なぜモテるのでしょうか。

自分から話しかけやすい

群れる人はいつも誰かと一緒にいて、仲間と常時喋っているような印象があります。ずっと喋っている人は、外から見ると非常に話しかけにくい状態です。また、群れる人は常に周りに人がいるため、外部の人からするとその周りの人が気になってしまうことが多くあります。

それに比べて群れない人はいつも一人でいるため、そのようなことを気にする必要がありません。多少人見知りでも、その人とだけ付き合えば良いので話しかける方からすれば気楽に声を掛けることができます。

異性の目に留まりやすい

群れる人が多い日本社会では、群れない人はやはり目立ちます。群れる人にとっては目立つことが悪いことに感じるかもしれませんが、決してそんなことはありません。目立つ人は、それだけ他の人の目に留まりやすくなります。

必然的に、異性の目を引くことだって多くなるでしょう。群れない人は目に留まりやすいという特徴があるのです。

自立心が高く魅力的に感じる

群れる人と群れない人との違いでも紹介しましたが、群れない人は自立心が高い人もいます。自立心が高いということは、自分の意見がはっきりとあり、他人に依存することもありません。そのような人は人間として成熟しており、魅力的に感じやすいです。特に男性は、このように一人でしっかりと行動できる女性に惹かれやすい人が多いようです。

群れる人は時に一人の時間を持つことも大切!

群れる人の特徴や心理について解説しました。日本は昔から学校でも職場でも群れたがる、群れる人が多い国です。最近は「一人焼肉」や「一人旅行」という言葉が流行っていますが、そんな表現をするのは世界の中でも日本だけでしょう。それだけ日本には群れる人が多いということでもあります。

しかし今後は、日本も個人主義の国になっていくと言われています。群れることは悪いことではありません。メリットもたくさんあります。だからといって群れないことが悪いことだというわけではありません。敢えて一人でいることで、自分を強く持つことができますし、それは生きる上で大切なことでもあります。

自分が群れる人だという人は、ぜひ一人になる時間を持ってみてください。一人になった時、集団の中にいる時には気付かなかった意見や景色を発見できるはずです。

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