ネット上の書き込みを見ていると、「資格なんか持っていても意味がない」という書き込みを多数みかけます。
しかし本当にそうでしょうか?
確かに実務経験がある事が望ましいですが、資格がない人よりも資格を持っている人の方が確実に選択肢は増えます。
例え仕事に関係のない資格であっても、資格をとるための努力が出来る人間であるというアピールにもなります。
どんな資格であってもないよりはあった方がいいし、仕事に直結する資格であれば文句なしです。
この記事では田舎で求人が多い仕事と役に立つ資格についてまとめました。
田舎で仕事をする時絶対欲しい運転免許
田舎で仕事を探す時に運転免許の有無はかなり大きく、運転免許がないだけで仕事の選択肢が減ります。
田舎だとまず通勤するのに車でないと不便な勤務地である事も多いのです。
しかも営業や配達系の仕事も田舎には多く、仕事をする上で車での移動が必要になってきます。
就活をする段階で、運転免許がないという理由で、選考が不利になるのって嫌ですよね。
そのため田舎で仕事を探すのであれば、運転免許は持っておいた方がいい資格になるのです。
資格は失業した時のセーフティネットになる
昔の終身雇用の様にマジメに働いてさえいれば報われた時代から今の令和の時代では大きく変わりました。
企業が一番人件費のかかる40~50代の仕事の出来ない人をクビにしたいと考えるわけです。
もちろん一方的な解雇は難しいので、理由を作って徐々に退職させたい人を追い込みます。
そのため常に自分が今の仕事を失った時のセーフティネットはもっておきたいものですよね。
そこで役に立つのが資格です。
欲をいえば資格+実務経験があるのが一番ですが、資格だけでもやる気があれば採用してくれる企業は多いです。
特に資格が必要な仕事は、有資格者を喉から手が出るほど欲しがっていますからね。
田舎でも資格+実務経験は食いっぱぐれない
よく田舎で引きこもっている人の言い分として、「仕事がない」とか「仕事が見つからない」という人がいます。
そういう仕事がないといっている人に限って、何も出来ない人が多いのも事実です。
何も出来ない人に高い給料払って、いい条件で求人を出すかって言われたら、絶対に出しません。
では、いい条件で仕事がしたかったらどうするか?
それは自分の知識や能力を磨く必要があります。
知識や能力を磨くには、仕事に関連した資格をとったり、仕事で実績をあげたりですね。
資格がないと出来ない仕事も多い
田舎で募集している仕事で資格がないと仕事が出来ない仕事って結構多いんです。
企業も人材不足で人が欲しいので、資格取得支援制度をとったりしているところが多くみられます。
ただ企業から資格取得支援をしてもらえる時に一つ注意点があります。
それは資格を取得させてもらって短期で辞めた場合、資格にかかった金額を請求される可能性が高いということ。
企業もこれから頑張って欲しいから資格取得を支援するのであって、すぐに辞められたら大赤字です。
資格によっては10万円以上する資格もあるので、ちゃんと働いていけるのかどうか見極めましょう。
しかしやる気のある人にとってはかなりお得なため、どうせなら無料で資格とっちゃっう事をオススメします。
田舎で求人の多い仕事と持っていると有利な資格
田舎でも募集の多い仕事は以下の仕事になります。
資格を持っていると選考が有利になる仕事が多いのが特徴ですね。
看護士
田舎でも食いっぱぐれない仕事の代表格は看護師です。
田舎だろうが都会だろうが、皆病気になれば病院にきます。
むしろ田舎の方が高齢者が定期検診で病院を訪れる事が多く、看護師は必要なのです。
看護師は肉体的にも精神的にもかなり辛い仕事ですが、その分給料もよいのが特徴です。
その給与面や白衣の天使というイメージから女性の多くが憧れる職業なんですね。
不動産仲介営業
不動産仲介営業とは簡単にいうとアパートを借りたい人と貸したい人の仲介をする人です
不動産仲介営業の仕事は人の住まいに関わる仕事なので、需要が高く求人も多いです。
そして不動産仲介営業の場合有利になるのは宅建という資格です。
不動産仲介をするにあたって従業員の5人に1人は宅建の免許をもった人が必要になります。
そのため宅建は転職に強く、多くの不動産会社で宅建手当として5000円~2万円ほど支給されます。
宅建は国家資格で比較的難しい資格ですが、不動産業界に興味があるなら取得しておいて損はない資格になります。
管理栄養士
管理栄養士の場合、仕事の幅が広く勤務先の選択肢が多いです。
- ドラッグストアでお客さんの栄養の相談にのる
- 社員食堂で栄養バランスのとれたレシピを考える
- 高齢者施設でレシピを考えたり、栄養指導を行う
管理栄養士は栄養について興味があったり、料理が好きな人にオススメ出来る仕事です。
ただ資格を取得するにあたって学校に通って国家試験を突破する必要があるので、時間とお金と労力はかかります。
介護士
現在日本は超高齢化社会で介護士の需要は相当高いです。
介護士の求人が載っていない日はないほど、求人が出ています。
介護士の代表的な資格として介護福祉士や介護職員初任者研修があります。
有資格者であれば即戦力として迎え入れられるでしょう。
無資格者でも介護の現場は完全な人手不足なので、かなり転職はしやすいです。
そして少しでも人が定着するよう、残業をなくしたり休日を増やして、働きやすい環境を整えている施設も増えてます。
警備員
警備業界も現在大幅な人手不足です。
特に田舎では人が集まらないため、かなり就職しやすい業界の一つです。
警備員の仕事は楽そうだとなめてくる人が多い様ですが、やってみると結構大変です。
見知らぬ人の運転する車を停車させるのは気を遣うし、ミスをすればすぐ怒鳴られます。
それに現場の状況は毎回変わるので経験も必要になってきます。
思っているよりはきつい仕事なので、楽そうだからと入ってくる人はすぐに辞めます。
警備員の場合交通誘導2級を取得すると、転職にめちゃくちゃ有利になります。
ただ人手不足なので、転職自体はかなりしやすいです。
ドライバー
ドライバーの仕事といえば、主にトラックやタクシードライバーが挙げられます。
田舎の求人はドライバー関連の仕事が多く、中型免許さえ持っていれば仕事にはありつけます。
中型免許を持っていれば、バキュームカーやパッカー(ゴミ収集)車にも乗れます。ハードですが・・・。
タクシードライバーの場合は多くのタクシー会社で資格取得支援制度があり、人手不足なため、無資格未経験でも転職しやすくなってます。
ドライバーの仕事は基本的には1人で運転する事がおおいため、1人が好きな人にはオススメです。
倉庫内作業
倉庫内作業は大きくわけてピッキング(軽作業)とリフトオペレーターにわかれます。
もちろんフォークリフトの免許を持っていた方が給料は高くなります。
田舎の場合土地が広くて、倉庫がおおいため、倉庫内作業の求人は結構あります。
倉庫内作業は服装(ポロシャツとジーパンが基本)や髪型が自由なところが多く、比較的ルールがゆるかったりします。
それに最低現の会話以外はしなくてもいいので、喋るのが苦手な人にもオススメです。
一つ言っておきたいのは倉庫内作業の仕事を考えているなら、フォークリフトの免許はとっておいた方がいいということ。
フォークリフトの免許を持っていれば、時給もあがり仕事の選択肢も絶対増えます。
まとめ
- 田舎では自動車免許は必須
- 資格+実務経験は食いっぱぐれない
- 仕事の絶対数が少ない田舎において資格はセーフティネットになる
いかがだったでしょうか?
資格をとったところで経験がないと意味がないという風潮はありますが、結局は自分次第です。
資格を取得したけど結局使わない人もいれば、資格を取得してバリバリ仕事をしている人もいます。
資格は100%就職の保障ではなく、資格は仕事の選択肢を増やす一種の道具です。
資格なんて・・・と腐らずに、将来仕事を失うリスクに備えて、興味のある資格を調べてみてはいかがでしょうか?