初めての転職活動では、何からはじめたらいいか分からず、転職エージェントを使うべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。
実は、転職エージェントは求人情報を提供してくれることはもちろんのこと、そのほかにも様々な方向から転職活動をサポートしてくれるサービスがあります。
たくさんの転職エージェントがあるため、どのサイトを使えばいいのか迷っている場合にも、使う意味やメリットを知ることで、自分に合った転職エージェントを選びやすくなるでしょう。また、内定率も直接応募に比べ、大きく差があることも魅力の一つです。
この記事では、転職エージェントを使う意味やメリット、内定率、直接応募との比較などを紹介していきます。
転職を検討中の方は、転職サイトおすすめ記事にて紹介してるのでこちらもチェックしてみてくださいね。転職サイトは、あなたの希望に合った転職先が見つけやすく転職エージェント含めまとめています。
転職エージェントの内定率とは
転職エージェントの内定率は直接応募に比べて高い傾向にあります。
内定率は、書類選考通過率・一次面接通過率・内定率の3つに分けて算出しますが、転職エージェントからの選考の場合、書類選考通過率は約30〜50%、一次面接通過率は約30%、内定率は50%程度です。
一般的に大手企業は転職エージェントを通した求人を中心としたところも多く、その求人数の差も内定率が上がる原因になっていますが、転職エージェントの充実したサポートが内定率に大きく影響しているでしょう。
内定を得るためには何社程度に応募したらいいのか?
内定を得るためには、6〜8社ほど受けることをおすすめします。
100人の応募があれば、その中で内定を得る人は一桁である傾向にあるため、第一志望に内定できるとは限りません。
そのため、広い視野を持ち、様々な企業に応募することが内定に近づくための鍵となるでしょう。
転職エージェントの内定率の現状について3つ
転職エージェントの内定率の現状はどのようなものか気になっている方も多いのではないでしょうか。
ここでは大手企業の内定率の試算例をはじめ、その現状を3つに分けて紹介していきます。
1:大手転職エージェントの内定率の試算例
大手転職エージェントの内定率の試算例から、転職エージェントを利用するとどれだけ内定率に影響が出るのでしょうか。
転職エージェントを利用せずに自力で転職活動をした場合と、どれだけ違いがあるのかも合わせて紹介していきます。
マイナビエージェントの例
マイナビエージェントでは、書類選考通過率(0.3)×一次面接通過率(0.3)×最終選考通過内定率(0.5)≒0.045を内定率としています。
これは、書類選考に通過する確率が約30%、一時面接通過率が約30%、そして最終選考を通過し内定する確率が約50%ということです。
内定する確率が0.045つまり100人受けて4〜5人ほど内定する可能性があるということでしょう。
リクルートエージェントの例
リクルートエージェントでは、転職決定者数5.2万人/年間登録者数125.2万人≒0.0415という計算で内定率を出しています。
年間の登録者数を転職決定者数で割った数を内定率としており、マイナビエージェントとは内定率の出し方は異なりますが、同じく100人中4~5人ほどの内定者で一貫しています。
2:転職成功者は若年層の比率が高い
実は転職成功者には若年層の比率が高く、dodaの調査によると転職成功者の平均年齢は32歳ほどとなっています。
時代の変化とともに、終身雇用という概念は薄れ、自分の目的に合わせて転職を若いうちから考える人も多いです。
そのような場合には、伸び代もあり、やる気も感じてもらえるため、比較的成功しやすい傾向にあります。
3:転職サイトの内定率は
dodaの調査によると、1/転職成功者の平均応募社数22.2=0.045を内定率としています。
多くの転職サイト利用者が平均22社ほどと数多くの求人に応募しており、その転職活動を経て内定を勝ち取っています。
内定率が低いことから、転職において視野を広く、求人に応募することが成功の鍵ということが分かるでしょう。
自力直接応募の内定率は企業規模によって違う
自力直接応募の内定率は企業規模によって違います。
実力があっても、受ける前から内定率が違っていると努力が水の泡になってしまいます。
そのため、自分の実力を発揮して内定率を上げるためにも、企業の規模による内定率の違いをしっかり理解しておきましょう。
大企業は中途採用枠が大きい
大企業は母体数が多いことから、毎年従業員の出入りが激しいため、中途採用枠も大きいです。
人気企業でなかなか入るのが難しくても、中途採用枠が大きいために内定率も高いということも少なくありません。
気になる大企業がある人は、ぜひ挑戦してみましょう。
人手不足の中小企業は内定率が高い
人手不足の中小企業は内定率が高いため、狙い目でしょう。
人手不足により、すぐに働ける人を探しており、他の企業に比べて書類選考通過率・一次面接通過率・内定率における比率が高く、内定する確率も高いです。
転職エージェントを使う意味・メリット7個
転職エージェントを使う意味・メリットは求人の紹介だけだと考えている方も多いでしょうが、それ以外にもたくさんのメリットがあります。
転職活動で必要なことをあらゆる面からサポートしてくれる転職エージェントを使うのと使わないのとでは、大きな差が生まれます。
ここでは、具体的に転職エージェントを使う意味やメリットについて紹介していきます。
1:無料で使える
転職エージェントを使うメリットは、無料で使えることです。
転職に関する様々なサポートをお金をかけずに受けられるため、上手く活用できるか分からなくても登録しておくことがおすすめです。
思わぬ情報が転職活動に大きな影響を与えることも多いですし、一人で転職活動をする孤独を感じずモチベーションを高めることもできるでしょう。
2:アドバイザーがいつでも相談に乗ってくれる
転職エージェントを使うとアドバイザーがいつでも相談に乗ってくれます。
転職活動には情報が大きな鍵になりますし、プロとして転職活動を支援してきたアドバイザーが、数多くの経験からアドバイスをしてくれることは大きな魅力です。
なかなか相談する人がいない場合も、自分の転職状況を分かっている担当のアドバイザーが話を聞いてくれることで、安心できるでしょう。
3:自分の希望に合う求人を紹介してくれる
無数の転職先から自分に合った求人を選ぶのはとても大変ですが、転職エージェントを利用することで、希望に合う求人を紹介してくれます。
自分の経歴やエージェントからのアンケートに答えることで、自分で選ぶよりも合理的に求人を探すことができるでしょう。
転職活動では視野を広く持つことが大切なため、転職エージェントを使うことをおすすめします。
4:職務経歴書などの書類の添削のサポートがある
転職活動では、職務経歴書などの書類がとても重要になりますが、新卒に比べて情報が少なかったり、独特の書き方があったりと自分では分からないことも多いです。
しかし、転職エージェントを使うことで、職務履歴書などの書類の添削のサポートを受けることができます。
目まぐるしい転職活動の中で、相談できる相手がいることはストレス軽減にも繋がるでしょう。
5:企業面接の対応の仕方も教えてくれる
転職エージェントは、転職先を探してくれる仲介と捉えられていることがほとんどですが、企業面接の対応の仕方を教えてくれます。
企業面接の対応の仕方は、転職塾のような勉強会に参加する方法などが主流ですが、高額なお金がかかってしまいますし、数多くある転職先の中で自分の受ける企業に対応した企業面接の練習をできることは少ないでしょう。
それに対して、転職エージェントでは、求人先を把握した上で面接対応を同じ流れで教えてくれるため、より本番に近い練習を無料で行うことができ、魅力的です。
6:応募先との条件交渉・スケジュール調整も行ってくれる
転職エージェントは、応募先との条件交渉・スケジュール調整も行ってくれます。
個人で応募先の企業に条件交渉などの連絡を入れることは、悪い印象を与えてしまったり、どのように連絡すればいいのか分からなかったりと、なかなか難しいでしょう。
しかし、仲介に入って応募先とあらゆる交渉・調整を行ってもらうことで、印象を変えることなく安心して転職活動を続けることができます。
7:現勤務先との退社トラブル回避のアドバイス・サポートもある
転職エージェントを利用する大きなメリットとして、現勤務先との退職トラブル回避のアドバイス・サポートがあることが挙げられます。
悩みの種である退社トラブルですが、退社希望をなかなか受理してもらえなかったり、引き留められてなかなか話が進まなかったりなど、様々なケースがあります。
しかし、転職は個人の自由で最終的に、会社は従業員の意思を無視することはできないでしょう。
円満に退社したいという思いが強くて自分ではどうしていいか迷ってしまうことも多いですが、そのような時に多くの転職者サポート経験を持つ転職エージェントが対策をアドバイスしてくれます。
転職エージェントの内定率も考えて自分に合うエージェントを選ぼう
転職エージェントを選ぶ際には内定率も考えることが大切です。自分にあったエージェントを探して、転職活動の成功を掴みましょう。
成功率の高い転職活動を行うためにも、アドバイザーから内定率を上げるためのテクニックを伝授してもらいながら内定を勝ち取りましょう。