面接の時に気をつけるべき身の回りのこととして、意外と見落としがちなポイントの1つが腕時計です。
面接時に何故携帯電話を使用してはいけないのか、携帯電話と腕時計の違いや、ビジネスマナーとしても重要な腕時計の役割と選び方をいくつかのポイントに分けて解説します。
転職の面接には腕時計を付けたほうがよい?
あなたは普段、時間を知る時に何を使っていますか。ほとんどの人がスマートフォンと答えるのではないでしょうか。日常生活と深く密接し、なくてはならない物になっているスマートフォンですが、転職の面接ではそれがマイナスになってしまうこともあります。
ビジネスシーンでは腕時計の着用がマナーという考えは特に年配の方に多く、その中には面接の担当者もいますので、転職の面接では腕時計を着用したほうが良いでしょう。
腕時計を付けたほうがよい理由
「ビジネスシーンでは腕時計を着用する」「スーツ着用時は腕同系をするもの」という考え方は、団塊の世代に根強く残っているビジネスマナーです。
特に採用の決定権を持っている役職の方は、団塊の世代の上司からそういったビジネスマナーを含む社会の常識を教えられた年代の方々です。
会社に合わせた面接の作法として、腕時計をつけて転職の面接に向かうことが最適と言えます。
転職の面接時に携帯より腕時計がよい理由5つ
ビジネスマナーとして腕時計を着用したほうが良いという理由のほかにも、携帯より腕時計がよいという理由はいくつかあります。
ここでは、なぜ面接時には腕時計のほうが良いのか、5つの理由を紹介します。
転職の面接時に携帯より腕時計がよい理由1:バッテリーが切れる
携帯電話は多様な用途がある反面、バッテリーがもたないという欠点を持ち合わせています。技術的な進歩によって格段に長持ちをするようになったとはいえ、頻繁に使っていれば半日も持たずに電池切れになってしまうでしょう。
しかし、腕時計は電池切れになることがほとんどありません。大切な転職の面接の時に携帯の電池切れで慌てないためにも、腕時計を身につけておきましょう。
転職の面接時に携帯より腕時計がよい理由2:携帯依存症に思われる
企業によっては、試験会場や面接の順番待ちの控室での携帯電話の使用を禁止しているところもあります。明確に規則化していなくても、面接会場で携帯に触れていると、それが例え時間の確認のためだったとしても、ゲームやSNSをしていると誤解をされてしまいます。
面接官の中には、携帯電話を嫌っている人もいます。スマホを取り出すだけでも携帯依存症と捉えられかねないので、時間の確認には腕時計を使いましょう。
転職の面接時に携帯より腕時計がよい理由3:面接中に着信がある
転職活動で在職中の人にありがちなのが、緊急の電話に対応するためにスマートフォンの電源を切らないことです。面接時に携帯の着信音や振動が鳴り続ければ、それだけで減点対象になり、最悪不採用になってしまいます。
面接前には携帯電話の電源を切るか、振動やタイマーが鳴らないマナーモードに設定しましょう。試験会場では、いつ面接官に話しかけられるか分かりませんので、待ち時間に携帯を触ることがないようにしてください。
転職の面接時に携帯より腕時計がよい理由4:情報漏洩のリスク
企業にとって、情報とは非常に大切です。何気ない写真から、多くの情報を読み取ることができる現代において、部外者が携帯電話を持って社内に入るというのは、とてもリスクの高いことでもあります。
ほとんどの企業が社内での携帯電話の使用を禁止しているのも、大切な情報を外部に漏らさないためであり、それは面接の時でも例外ではありません。面接官に誤解を与えないためにも、転職の面接では携帯電話を出すことは控えましょう。
転職の面接時に携帯より腕時計がよい理由5:不意の試験に携帯は不可
転職活動の面接の際、事前通告なしに当日になって突然筆記試験が行われる場合があります。そんな時、試験の回答制限時間を指定されても、会場に時計もなく腕時計も着用していない場合、時間経過が分からずに困ってしまうことになりかねません。
試験中にスマホを見ればカンニングなどの不正行為を疑われてしまうため、こういった緊急事態を回避するためにも、面接には腕時計を着けていきましょう。
面接時の腕時計について気をつけること4つ
それでは、転職の面接時の腕時計の扱いはどうしたらいいのでしょうか。携帯電話よりも良いとはいえ、腕時計にもしてはいけないマナーがいくつかあります。
ここでは、面接時の腕時計の扱いについて、いくつかポイントをご紹介します。
面接時の腕時計について気をつけること1:面接中に見ない
面接中にちらちらと腕時計を見るという行動は、面接官には「集中していない」「次の予定を気にしている」とみなされてしまいますし、そういった行動自体が失礼にあたるので避けましょう。
待機時間中も頻繁に腕時計を見ていると、落ち着きがないと思われるので注意が必要です。
面接時の腕時計について気をつけること2:清潔感
面接官は、あなたの服装や髪型と同時に、腕時計などの身の回りのアイテムを見てあなたの清潔感をチェックしています。
金属のベルトが汚れていたり、革ベルトが擦り切れていたりするような時計は、面接官には不潔、管理不足と捉えられますので、転職の面接の時にはシンプルなデザインでも汚れや破損のない時計を身につけるようにしましょう。
面接時の腕時計について気をつけること3:手首にフィットしていること
シンプルで目立たない時計を選んでも、それが自分の手首にフィットしていなければ、面接の時に時計がずれてしまい、無意識に元の位置に戻す仕草を繰り返してしまいます。
この仕草が面接官への印象を悪くしてしまうケースもあるので、普段時計を身につける習慣のない人は、転職の面接の前に一度時計をはめてサイズをチェックしましょう。
特に、ネットなどで購入した場合はサイズのチェックは必須です。
面接時の腕時計について気をつけること4:文字盤の大きさやデザイン
転職の面接の時に着けていく腕時計の文字盤の大きさは、自分自身の手首の大きさに合わせましょう。小さめのものは問題ないですが、手首いっぱいの大きさのものやそれ以上に大きいものになると、時計のほうが目立ってしまいます。
また、文字盤は光沢があるものや赤や黄色などの派手な色を避け、針は長針・短針・秒針のみのシンプルなものがおすすめです。
転職の面接時にふさわしい腕時計の選び方5つ
面接時のマナーとしても重要な腕時計です。それは、転職の面接でも例外ではありません。でも、時計には色や形など多くのデザインがあるので迷ってしまいます。
いったいどのようなデザインの腕時計がイメージアップに繋がるのか、転職の面接用の腕時計を選ぶポイントと、実際にどのような腕時計が良いのかを画像付きでまとめてみました。
転職の面接時にふさわしい腕時計の選び方1:アナログがお奨め
転職の面接の時に着用する腕時計は、アナログタイプを着用するのがおすすめです。なぜなら、デジタルタイプはカジュアルな印象を与え、スーツにも馴染まないからです。スマートウォッチも面接にはふさわしくないので控えましょう。
転職の面接時にふさわしい腕時計の選び方2:金色のものは悪印象
腕時計にはさまざまな色やデザインがありますが、その中でも特に転職の面接時には避けたい色があります。それはゴールドや黄色です。なかでもゴールドは華美で悪目立ちするため、悪印象を受ける面接官が多いので避けましょう。
転職の面接時にふさわしい腕時計の選び方3:派手な色のものは避ける
紺や黒などのシンプルなスーツを着ていても、袖口から見える腕時計が派手な色合いでは不釣り合いになってしまいます。特に、赤や黄色などのビビットカラーは「ビジネスマナーをわきまえていない」と捉えられてしまいます。
転職の面接時にふさわしい腕時計の選び方4:キャラクターものはNG
キャラクターものの腕時計は、身につけている人に子供っぽい印象を与えてしまい、安っぽい人間に見られてしまいます。転職の面接はビジネスシーンの一環です。キャラクターものしか持っていない場合は腕時計を着けずに面接に望んだほうがいいでしょう。
転職の面接時にふさわしい腕時計の選び方5:高級すぎるものは不信感を持たれる
転職の面接用の腕時計は、ハイブランドのものは避けましょう。スーツの袖口から見えただけで気づいた場合「まだ学生なのにそんな高級なものをつけているのか」と面接官に不審に思われてしまう可能性があります。
ふさわしい腕時計を付けて転職の面接を成功させよう
転職の面接用に時計を買うにはどのようなものが良いのでしょうか。転職用の腕時計は、ビジネスシーンを想定した場合と同じように、機能的でシンプルなデザインのものがおすすめです。
国内の有名メーカーの中には、1000円台でも安物に見えないものもありますが、あまりにも安い時計をしていると品がないという印象を与えかねません。新卒の場合は5000円程度、ある程度の年齢の場合でも数万円までの時計がベストです。
