皆さんの会社にも「優秀過ぎる同期」がいるのではないでしょうか?
同期ということでどうしても上司から比較されがちで、それが精神的に辛い時期も多いと思います。
- プレッシャーに耐えられず、自信をなくしてしまう。
- 負のスパイラルに陥りがちで、仕事でもミスが多くなる。
- ちょっとしたことでイライラしてしまい、同僚に八つ当たりしてしまう。
実は私自身もこのように考えてしまい、少し荒れてた時期があります。
なので断言します!誰にだってこのような辛い時期は存在するので安心してください。
誰もが経験しそれを乗り越えている人がいるということは、つまり考え方や対処方法があるということです。
- 精神的な苦痛から解放されて、心に余裕ができる。
- 自分がやった仕事に自信を持つ事ができ、ミスが少なくなる。
- 自身の飛躍的な成長のバネになる。
「本当にこんなに変われるっ!?」と思われた方もいるかもしれませんが、全ては考え方次第です!では、こんな「優秀過ぎる同期」がいる場合、どのように対処していけばいいのか解説していきます。
こいつはできる!優秀な同期の特徴!
あなたは同期のどういうところが優秀だなと思っていますか?
優秀な同期は、専門的な知識が豊富で、コミュニケーション能力があって、物事の判断も早くて…例を挙げてみるときりがありませんね。
人によって「優秀」の定義はそれぞれ違いますので、一概には言えませんが、同じ年代にも関わらず、あなたの先輩や上司と同じもしくはそれ以上のクオリティで仕事ができるとやはり「優秀」と判断する傾向にあります。
ここが一つ重要なポイントです。
「優秀」を定義する為には、「必ず誰かと比較する」必要があります。
「そんなの当たり前じゃん!」と思う方も多いかもしれませんが、この「比較する」という行動は、人間誰しもが日常でやってしまうことです。
もちろん立場によって「優秀と判断する基準」は異なりますが、あなたや先輩と仕事に対する言動や具体的な数字を比較することで、「あいつは優秀」という認識が作られていきます。
「優秀な同期」を見て、あなたはどのように思っているのか?
あなた自身との比較で、同期を「優秀」と判断してしまうことはよくあることです。
一度、同期に対して「優秀」という認識を持ってしまうとなかなかその認識は頭から離れず、常に「こいつは優秀なんだ」という先入観を持ってしまいます。このような状況で同期と仕事をしてしまうと、仕事上のやり取りで少しプレッシャーを感じてしまうことはありませんか?
「優秀な同期」と接する中であなたが最も強く感じることとしては、「自身との比較による劣等感」です。
どうしても同期の優秀な部分が目に入ってしまう為、あなたの能力が同期との比較により見劣りしているように感じてしまうかもしれません。すると更にあなた自身の仕事に対する手際の悪さも目立ち、嫌気がさしてしまいます。その結果、ネガティブな方向に考えが進んでしまい、自信をなくしてしまう可能性があります。
一方で、「同期が自分に持っていないものを持っていてうらやましいから、自分も同期のような存在になりたい」という憧れや対抗心を持つ場合もあります。この気持ちをうまく利用することができれば、あなたの成長にも繋がります。
つまり「優秀な同期」と出会った場合、あなたにとってプラス方向に動くか、マイナスの方向に動くかは、全てあなたの考え方次第ということです。
「優秀な同期」と出会った時の考え方!
同期を優秀だと受け入れる
同じように入社して、同じように育ってきた同期を「自分よりも優秀」と認めるのは、なかなか勇気のいることだと思います。あなたにもプライドがあると思いますし、それを捨てるのは容易なことではありません。
しかし騙されたと思って一度、同期を優秀だと受け入れてみて下さい。上司からのプレッシャーも重く感じなくなりますし、なによりも精神的に楽になるはずです。
私の同期がこの前、一般社員から係長に昇進しました。同じように働いてたこともあって、最初はなんだか負けたような気持ちで悔しかったのを覚えています。
しかしある時「このままずっと比較してても仕方ない」と思い、昇進した彼を受け入れることから始めました。具体的には、仕事の相談を頻繁にするようになりました。彼と仕事について議論する中で、彼の考えや仕事のやり方についてもアドバイスをもらうことができましたし、何よりも、私自身の仕事の効率化に繋がりました。
彼の仕事のやり方に、更に私のやり方のアレンジを加えていく。つまり「いいとこどり」みたいな感じですが、これにより私自身も更に部署の仕事効率も格段と上がっていきました。
最終的には、私も無事、係長に昇進しましたが、「優秀だからといって変に意識せずに受け入れること」の大切さを学んだ経験でした。
「いいアドバイスをもらえる優秀な同期」って考えると力強いですね。優秀な同期と一緒に仕事をすれば、なんでもスムーズに進む気がします。
同期との比較をやめる
前述したように、「優秀な同期とあなた自身の比較」が「劣等感」を感じる原因でしたね。では、全ての面であなたは、優秀な同期に負けているのでしょか?
そんなことはありませんよね。あなたにも優秀な同期が持ち合わせていない能力が必ずあるはずです。まずはその部分を探してみてはいかがでしょうか?
仕事の表面的な部分では分かりにくいかもしれませんが、「顧客への気遣い」や「部署間のコミュニケーション」など、直接評価するのは難しいですが、非常に重要なスキルです。
自信を持ってください!上司などの他人からの表面的な仕事の評価がすべてではありません。
仕事をしていく上で一番大事なことは、昨日より今日、今日より明日、あなた自身が一歩でも成長していることです。
どうしても個人差があるので、成長が早い人もいますし、逆に遅い人もいます。それが昇進のスピードに影響しているだけです。昇進が早くても遅くても、あなたの能力を過信せず一歩ずつ日々成長していくことが、仕事だけでなく人間として大切だと私は思います。
まとめ
- 「あなた自身と優秀な同期を比較する」ことで「劣等感」を感じる。
- 考え方次第で優秀な同期はあなたにとってプラスにもマイナスにもなりえる。
- 優秀だからと変に意識せずに同期を受け入れると精神的に楽になる。
- 優秀な同期との比較をやめ、あなたのペースで一歩ずつ成長することが重要。
私は「優秀な同期」がいる環境は、素敵な職場だと思います。もちろん、常に悩みの種となるのも同期ですが、なにより私が劣等感を感じたり、もっと頑張ろうと思えるような経験を与えてくれます。このように様々な経験をすることにより、精神的にも少し成長できるのはいいですよね。
この記事では「優秀な同期」と出会った時の考え方を解説してきましたが、言うは易く行うは難しだと思います。少しずつでもいいので、考え方を実践して頂ければ幸いです。