転職しようと思っていても転職先に面接に行く時の服装って迷いますよね。新卒の時は「リクルートスーツ」で就活をしていたと思います。ですが、転職するとなると社会経験があるという前提があるため新卒の方より社会人としてのマナーを高く求められます。
「転職はリクルートスーツじゃダメなの?」「アクセサリーや小物ってつけて良いの?」「いろんなスーツがあって選べない!」と考えてしまってどれから手をつければ良いのか分からなくなった!となっている方がほとんどだと思います。
ここでは、女性の転職面接で必要な服装や身だしなみ、必要なものをまとめています!わからない事を一緒に確認していきましょう!
リクルートスーツはダメと言われる理由
リクルートスーツは就活生が着ているイメージが世間的に浸透しています。そのため、新卒学生と言う印象がつきやすく社会経験が乏しいと思われがちです。
そのため、転職先側からすると仕事をかなり理解している人材を求めているケースが多く、リクルートスーツの場合マナーがなっていない・非常識で世間知らずな若者と思われてしまう事があるかもしれません。
どうしても、スーツが就活の時に着ていたリクルートスーツしかないという場合中のシャツを淡い色味のものに変えるだけでも印象が変わるのでオススメです。
また、リクルート・ビジネス兼用のスーツもあるのでそちらを事前に購入しておくという方法もあります。
面接で好印象を与える服装
ここからは、面接で好印象を与える服装を一緒に確認していきましょう。服装の後は合わせて面接に必要なものも一緒に確認していくので合わせて読んでみてください。
人の第一印象は目からの視覚情報が約8割と言われています。また、相手が受け取った第一印象は中々変わりにくいので印象が悪いと面接にも影響が出る可能性があります。面接では、社会人としてのマナーや20代の場合リフレッシュさなども面接で見られています。ここで、服装で重要なことは清潔感があり、社会人としてのマナーや身だしなみをきちんとできているかということです。
スーツ
基本、ビジネススーツと呼ばれるものがベターです。色は、黒や紺、ベージュといった落ち着いた色を選びましょう。ビジネススーツだからと言って、高価なスーツを購入する必要はありません。リクルートスーツより少しお高め程度でちょうどいいかと思います。
ジャケットのボタンは1つでも2つでもどちらでも構いません。しかし、必ず1番上のバタンは留めるようにしてください。ジャケットが開いたままだと人によってはだらしなく見えます。
スカートだけだはなくパンツスーツでも面接の時に着用しても非常識にはなりません。パンツタイプな場合、ベルトを通せるものが見栄えがいいです。スカートの場合、フレアスカートよりもタイトスカートの方が印象が良いと言われています。ここで気になるのがスカートの丈だと思いますが、立っている状態で膝が隠れるまたはギリギリ隠れる長さが印象がいいと言われます。膝が完全に見える丈だと、座った時にスカートの中が見えてしまう可能性があるからです。
転職先によっては、パンツスーツがいいと言われる職種(営業職など)や反対にスカートの方がいいと言われる職種(秘書・受付などの事務職)があります。そういった職種に転職予定の方はあえてパンツタイプにしたりスカートタイプにするなど工夫することで面接でも方印象を与えることがあります。
ただし!必ず守って貰いたい事があります。それは、足元が素足にならないこと・ストッキングが黒・スーツにシワやヨレがある・ワンピースとジャケットのスタイルにならないことです。注意しないと、面接での印象が悪くなり、面接が通らない可能性が出てきます。そのため、このルールは必ず守ってください。
また、ビジネススーツでもストライプ柄の物があります。これは着て良いのかというと、転職先の職種によります。好印象を与えると言われる職種はシンプルな中にお洒落を求められるアパレル系を始め、ベンチャー企業・外資系企業に限っては印象が良いとされます。転職先の職種に合わせてスーツを選ぶと良いでしょう。
インナー
インナーにはシャツタイプ・ブラウスタイプ・カットソータイプがありますが、基本的に清潔感があればどれでも構わないと言われています。ですが、ここで大事なのは清潔感を重視することです。面接では、フレッシュさを求められます。そのため、シンプルで淡い色(白や淡いブルー・淡いピンクなど)を着て派手なインナーにならないようにしましょう。
靴
基本的にはパンプスが良いでしょう。パンプスにも様々な種類がありますが、ベターとされるものは黒色にヒールが3〜5cmの高さがあるものが足元を綺麗に見せてくれます。ヒールの太さは、太めのヒールで歩く時にコツコツとならないものを選ぶ方がさらに好印象を与えます。
パンプスに飾りがついていることがあると思いますが、控えめにワンポイントついているものまでにしましょう。

黒のパンプスが良いと思うけど、ビジネスバッグと色が違ったらおかしくならないかな?
ビジネスバッグと色が違っても構わないと思いますが、靴とバッグが同じだとスーツにこなれ感が出て社会人として印象が上がりやすいです。
小物・アクセサリー
一般的にはアクセサリーをつけない方が良いとされますが、アパレル系の転職先などは細身の目立たないネックレスや小ぶりのピアスなどをつけるとシンプルの中にお洒落さを出すことが出来ます。反対に、事務・営業職などの場合つけない方が良いとされています。
合わせ方ですが、一例としてカットソーのインナーにシンプルな物をつけると良いとされます。大振りなものやカジュアルすぎるアクセサリーは印象を悪くするので注意してください。
職種に問わず、付けておいていいものは腕時計です。腕時計は付けておくと見栄えもいいですが、時間管理をするために付けていると思われさらに好印象を与えることにつながります。スーツを合わせてつけるときは細身のベルトも金属類の物でも構わないです)の時計をつけると女性らしい印象を与えられます。
身だしなみ



女性だからお化粧や髪型など気を使うことが多いからどうすれば良いか迷うよね…
基本、髪の毛は後れ毛などを出さずに綺麗にまとめた方がいいでしょう。髪色も茶髪が浸透してきていますが、あまり明るい髪色は控えた方がいいと思います。髪色がもともと明るい色の方はありのままで構いません。
お化粧は、すっぴんは身だしなみが整っていないと思われがちなので、必要最低限のお化粧にしましょう。派手にお化粧をしすぎるとだらしがないと思われるため、ナチュラルメイクと呼ばれるメイクをする必要があります。
時期によって合わせる方法
スーツは1年中同じものを着る事は難しいでしょう。ここでは1例としての夏と冬の服装を紹介していきます。
夏の時期
サマースーツと言われる薄手の上着に長袖のインナーがベターとされています。最近では、クールビスが浸透していき半袖もマナー違反と呼ばれることが少なくなってきています。ですが、クーラーが効きすぎて屋内にいると寒く感じてしまうことがあるので、上着は必ず持っていくようにしましょう。
女性として心配なこととして、汗ジミが気になるかと思います。汗ジミ防止として半袖のインナーやフレンチ袖のインナーなどを活用して汗を吸収させてシミにならないように防ぐことが出来ます。脇の汗ジミがきになることがあるかと思いますが、汗ワキパッドを使って脇汗が目立たないように工夫することが出来ます。
パンツスーツで面接に行く時にはストッキングはフルストッキングじゃなくても素足が見られないので構いません。
冬の時期
冬の場合、寒いからとインナーを何枚も着てしまい動きづらく見目もよくならない場合があります。そのときは、厚手のジャケットの下に、ベストや保温性の高いインナーでスッキリ防寒していくとスタイルも見目が良くなります。コートは、ベージュや黒のトレンチコート、ステンカラーのコートを着用することをお勧めします。
ここで注意する事は、上でも記述しましたが黒タイツは寒いからと着てくなりますが、控えてください。コートも、カジュアルなダッフルコートやダウンは控えた方がいいとされています。コートは面接先の建物に入る前に脱ぐことがベストです!
ここまでは、服装について確認してきました。合わせて持ち物についても一緒に確認していきましょう!
合わせて確認していきたい当日必要な持ち物
必ず持っていくもの、持って行った方がいいもの、身だしなみに必要なものにわけて確認していきましょう。
当日必ず必要なもの
履歴書・職務経歴書
面接を受けたことがある方は大抵見たことがあるかもしれませんが、面接は履歴書や職務経歴書を見ながら面接を行なっていきます。そのため、面接先に履歴書や職務経歴書を送っていない場合忘れずに必ず持っていきましょう。
事前に履歴書や職務経歴書を送っている場合、コピーを取っておいてそれを持っていくようにましょう!履歴書や職務経歴書と面接で話した内容が異なることがないように注意してください。
ビジネスバッグ
バッグは見た目より機能性を重視したものを用意しましょう。カバンの大きさはA4サイズの書類が入るものを準備することで書類を折り曲げないで管理することが出来ます。



履歴書や職務経歴書など面接先に提出するものが曲がっていたら気分も悪いし、印象は悪いよね…
さらに、カバンは自立するタイプを選ぶようにしましょう。なぜかというと、面接中は基本的に床に置いて面接することが多いです。自立しないタイプだと、床に倒れて見た目が悪くなりがちです。そのため、肩掛けバッグやトートバッグは避けた方が良いです。リュックも物によっては自立するタイプもありますが、カジュアルすぎてしまうので避けておくのがベストです。
色や材質は黒、紺、茶色で本革や合皮、ナイロン素材を選ぶと良いでしょう。また、お勧めとしては靴の色と合わせると見た目も良く好印象になりやすいです。
筆記用具・印鑑
筆記用具は必ず持っていた方がいいと思います。特に黒のボールペンは持っておくようにしましょう。筆記用具は面接官の方に言われたことをメモしたり、面接先のよっては交通費を支給していただける会社もあります。その時に、交通費支給書類を記入する必要があるため持っていく必要があります。また、試験がある場合には鉛筆やシャーペン、消しゴムなどを持っていく必要があります。
印鑑に関しては、筆記用具と似た理由です。面接先で書類を記入した時に、捺印を求められることがあります。その場合に使用するので、必ず持っていくようにしましょう。
携帯電話・スマートフォン
面接先にいく時に、電車が遅刻など予期していない「不測の事態」が起こるときがあります。その場合、連絡をしないで会社に向かうと印象が悪くなってしまいます。もしものために、採用担当者とすぐ連絡が取れるように持っていくと良いでしょう。携帯電話やスマートフォンに採用担当の方の連絡先を登録しておく事をお勧めします。
また、携帯電話やスマートフォンを持っていく時に注意しておいて欲しい事は面接中に音が鳴らないようにします。あらかじめに電源を切ってるかマナーモードにしておきましょう!
現金・ICカード
上にも記述しましたが、面接に行く時に「不測の事態」が起こる可能性があります。しかし、移動手段を変えたら間に合うことがあります。その時に銀行やATMに行って引き下ろしする時間ってないかと思います。事前に現金を余裕を持って準備しておくことですぐに行動に移すことが出来ます。
ICカードを公共交通機関を利用する場合、事前に余裕を持ってチャージをしておくことで駅で切符を購入する手間が省けるので公共交通機関を利用する場合とても便利です。
持っておいた方がいい物
応募先の連絡先・担当者名のメモ
不測の事態に真っ先に連絡を取らないといけないのは面接先です。スマホに連絡先を入れておく事をお勧めしていますが、携帯が使えない状態など万が一の場合があるので合わせて用意すると安心です。
求人情報のコピー
求人情報には、会社の事や募集要項、勤務地、事業内容のことが書かれています。事前に確認しておくことで会社情報の見直しをすることが出来ます。履歴書や職務経歴書と合わせて確認しておきましょう。
傘(天気が雨の時や天気予報で雨が降るかもしれないとき)
面接当日、天候が優れない時や家を出る前から雨が降ると分かっていたら必ず持っていきましょう。雨で服が濡れているとだらしなく見えます。ここで注意しておくことは、ビニール傘は控えておきましょう。
ビニール傘は、コンビニなどで購入することができます。そのため、すぐ近くで購入した・事前に準備できていないと印象が悪くなる可能性があります。出来るだけ避けることが大事です。
名刺(ある場合)
面接先で名刺を求められる可能性があります。そのため、在職中で名刺がある場合は渡して構いません。また、転職用に名刺がある場合それを渡しても良いとされています。ただし!退職後で、前職の名刺を渡すことはやめてください。退職後で転職用の名刺がある場合それを用いることは構いません。
身だしなみに必要な持ち物
ハンカチ・ティッシュ
お手洗いに行く時や手を洗うときは備え付けのものを使うより手持ちで持っておくと女性らしく好印象を与えやすいので持ち歩く事をお勧めします。
靴磨き
靴磨き?となる方が多いかもしれません。ですが、面接先で移動中は綺麗だったのに直前に靴が汚れていると直したくても直せないことがあります。必ずとは言いませんが、足元も見られるので持ち歩いてみてもいいかもしれません。
化粧品
女性は必ずと言っていいほどお化粧をします。家を出るまではバッチリでも面接に着く直前によれていたりすると気になる人が多いでしょう。面接官も疲れていると思われがちです。第一印象があまりいい印象にならないと思うので化粧直しを身だしなみとして持っておきましょう。
予備のストッキング
ストッキングが破れているとだらしなくなります。ストッキングはどこから破れるかわかりませんので、コンビニや身近にあるお店で購入することが出来ますが、手持ちで持っておいた方が直前で購入する手間が省けます。
まとめ
- リクルートスーツは印象がよくない
- 清潔感のある身だしなみが大切
- 第一印象は見た目が8割
ここまで長々と書いてきましたが、転職の方は新卒ではなく何かしらの社会経験者であることは変わりありません。
そのため、面接先では社会人を経験してきている前提で面接を行なっていきます。社会人としてのマナーが視覚的に最もわかりやすいのが服装や身だしなみです。
前にも書いてますが第一印象は3〜5秒で決まると言われ覆すことは中々難しいとされています。採用されやすいように、一緒に確認したことに気をつけて面接に臨んでください。
この記事を読んだみなさんが採用される事を祈っています。