いろいろな性格・人格のひしめき合う会社では、誰もが一人「苦手」「嫌い」「関わりたくない」と思うような上司がいる事でしょう。性格や相性は人によってさまざまなので、嫌いと感じさせる人の存在があるのは仕方の無い事です。
それに加え、上司と言う存在は時に自分勝手で傍若無人、部下を何とも思わないような鼻につく態度をとることもあります。先に会社で働くものとして自身のプライドを持っているので仕方がありません。自尊心保持や部下の忠誠心など試すために、上司は時として部下から嫌われてしまうような行動をとってしまう人がいます。
嫌いな男性上司の特徴とは
部下や後輩から嫌われやすい男性上司は、自慢癖がある・怒り方が不適当・傍若無人・ねちねちしてるなどが挙げられます。このような人々は往々にして、自分の事を棚に上げて部下や後輩に当たり散らすような嫌われやすい性格をしています。
また女性や若い男性社員にセクハラまがいの行動をとるような方も部下から嫌いになられやすいと言えるでしょう。身体への接触だけでなく、言葉でのセクハラを行う上司も部下や後輩を苦しめる原因の一つになります。
嫌いな女性上司の特徴とは
部下が嫌いだと感じる女性上司の特徴は、ヒステリック・同性に厳しい・口が悪い・派閥を作るなどと言ったものが挙げられます。特に女性としてのプライドが高い女性上司は、同性から嫌われやすくなっています。
嫌いになられやすい女性上司で、女性社員のリーダー的存在の事を「お局様(おつぼねさま)」と読んでいる方も存在します。若い女性社員への圧力が強い、男性社員へのセクハラ行為を行うなどと言った自己中心的な行動をする女性上司は、やはり部下や後輩から嫌われてしまいます。
上司を嫌いになった理由
部下や後輩が特定の上司を嫌いになった瞬間は人それぞれです。セクハラをされた・人前でどなられたなどの人の尊厳を損なうような行為をされた時、横領・改ざんなどの法に触れるような行動をしている所を見た時など、上司を嫌いになる時はいろいろあります。
では、どのような時に人間は上司を嫌いになりやすいのでしょうか。たとえそれまで好印象な上司であったとしても、人は時に上司に失望し、嫌いになってしまう瞬間があります。一体何が原因で上司を嫌いになってしまうのか、その最たる原因である2つを紹介します。
態度が悪い
部下や後輩に横柄な態度をとる、自尊心を守るために部下を下手に扱うような人は、嫌われやすい上司の代表です。それが上司でなくとも、他人に対して不適切な態度をとる人は人としての存在さえも疑われてしまうので注意が必要です。
逆に部下や後輩の機嫌をうかがってこびへつらうような上司も、尊敬できない上司として嫌いになられやすくなっています。部下や後輩としては、自分を蔑ろにすることも下手に出られることも無く、尊敬できて頼りになる上司の存在を望んでいます。
信用がない
上司は仕事関係において、部下や後輩を支えながら手助けをして共に会社に尽くしていかなくてはなりません。つまり上司は部下や後輩から信頼され、頼りになる存在でなくてはなりません。
そのような立場にいる上司が信頼できない・頼りにならない・仕事ができないと言った人物であればどうでしょうか。当然部下や後輩はその上司を信用できず、嫌いになります。逆に仕事ができ部下や後輩のピンチを救える上司は、どんな人格であろうとも部下や後輩に好かれます。はやり、「信用」は良い上下関係を築くために重要となってくるのでしょう。
上司が嫌いで会社を辞めたいと思った時にするべきこと
嫌いな上司の態度が悪い・上司からの圧力が酷いなどのストレスにより、会社を辞めてしまいたいと感じるような瞬間は誰でもあるでしょう。人間関係は仕事上最も重要な要素でもあります。それが上手くいかないとなるとストレスや仕事でのミスにつながり、身心の面においてあまり良い影響を与えません。
上司が嫌い、会社に行きたくないと感じたら何をすればよいのか、どう行動をしたらよいのかについて紹介します。人間関係のストレスで体調を壊してしまう前に、嫌いな上司からさっさと逃げてしまいましょう。
退職
嫌いな上司から逃げる手段の大きな1つとして、退職があります。やはり嫌なものから逃れるためには、その場から離れて安全な場所に避難しなければなりません。実家へ帰る、田舎へ引っ越すなどして会社から離れ、嫌いな上司によって傷つけられた心を回復させましょう。
会社を退職する時は、退職届などを提出する時に上司への態度を書き添えて提出する・嫌いな上司が原因で退職する旨を会社に伝えても良いでしょう。小さな復讐をして会社を退職できれば、自分の傷ついた心も少しはうかばれるはずです。
転職
嫌いな上司のせいで何も悪くない自分が職を失わなければならないと言う現状は、決してあってはならない事です。しかし罪のない部下や後輩が苦しめられる状況は、今の日本では打開する事は難しいです。だから退職により職を失うのは理不尽だと感じる方は、退職ではなく転職と言った形で今の会社を離れる事をおすすめします。
同業系列であれば、転職はそう困難ではありません。うまくいけば現状の会社よりも好待遇な場所へ転職する事も可能です。今の理不尽な自分を打開したい、嫌いな上司から逃げ延びたいと言う方は、転職を検討しておくのも良い手です。
異動も嫌いな上司から逃げる手段?
大きい会社ともなれば会社内に多くの部署が存在し、うまくいけば嫌いな上司と二度と顔を合わさないような部署へ異動する事も可能になります。この場合は会社内で異動についての説明をよく受け、自分に合う部署へ異動できるよう細心の注意を払う事が大切です。
しかし中には自分の異動を快く思わない上司もいます。しつこく悪口を言ってくる嫌味な上司もいるでしょう。しかしそのような上司の言葉は聞いてはいけません。自分の人生は自分の人生です。たった一人の上司によって自分の人生が苦しめられることのないよう、さっさとその場から逃げてしまいましょう。
上司が嫌いな人におすすめのストレス対処法
会社を辞めたくてもやめられない、会社は好きだけど上司が嫌いと言う方は多いでしょう。嫌いな上司のせいで仕事が楽しくないと感じる時があるけど会社を辞めたくないと感じている方は、嫌いな上司から受けるハラスメントなどでストレスを溜めていると言う方も多いはずです。
そんな時は、ストレスを溜め続ける努力をするのではなく発散するための行動が重要になってきます。ストレスを溜めていては私生活も楽しくありません。しっかりと嫌な事は何か別の事で洗い流し、心をリセットさせていきましょう。
休暇期間でリセットする
休日は、嫌いな上司によって溜まったストレスを発散させる日にしましょう。趣味を1日楽しむ・料理や掃除をしてリフレッシュする・買い物に出かける・美味しいもの食べるなどし、貯まったもやもやや苦痛などをリセットすると、心が安らぎます。
また休日だけでなく、嫌いな上司に嫌な事をされた日には酒を飲む・美味しいものを食べる・ゆっくりお風呂につかるなどのプチご褒美を設けておくのも良いでしょう。嫌いな上司によってたまったストレスは自分を甘えさせる、癒す事によって緩和する事が可能になります。
叫ぶ
人間はストレスに対する共通した対処法をいくつか持っています。その中でも「叫ぶ」と言う行為は人間が感じたストレスを緩和させ、精神をスッキリとさせる効果を持っています。叫ぶだけでなく人に話す、カラオケに行くと言った声を出す行為は、人をリラックスさせると言ったメリットがあります。
大きな声を出すのはストレス解消の方法の一つですが、郊外などの人口密集地に住んでいる方は声が出せないのが問題です。そんな時はお風呂の中などで歌う、「あー」と声を出すだけでも効果が現れます。近所への配慮をしてから自分に合う声の出し方を研究しましょう。
日記に書くのは有効手段?
1日感じた事や経験したことを日記のようにして毎日記録している方は意外と少なくありません。一日あった事を整理し目に見えるように形に残せば、頭がすっきりしてストレスなども軽減されます。だからストレス軽減方法として目に見えるものに嫌いな上司にされたことなどを記録すると言う方法もおすすめです。
また日付や曜日など事細かに記録しておくと、嫌いな上司を糾弾する際に証拠として提出する事も可能になります。嫌いな上司を追い込む材料を作るためにも、いつ誰が何をされたのかを細かく書いておきましょう。
嫌いな上司へのおすすめの仕返しの方法は?
嫌いな上司からの嫌がらせがストレス解消法を試してもストレスになる、見返したい、仕返しをして上司をアッと言わせたいと毎日復讐心に燃えている方は少なくないでしょう。自分に仇なす人間に対して敵対心や復讐心が現れるのは、人間として仕方の無い事です。
ここで、嫌いな上司へのおすすめの仕返しの方法を2つ紹介していきます。悪い上司への仕返しと言えど法に触れるようなことは決してやってはいけないので、自分ができる仕返しの中で、法に触れず、上司を悔しがらせるような方法を紹介していきます。
成績を上げる
企業の多くは社員の企業貢献度や営業成績などで人を判断します。それにより昇級や昇格と言ったボーナス・階級が与えられるようになっています。では、この時部下や後輩が嫌いな上司よりも成績を上げて上の立場や褒章を得たらどうなるでしょうか。当然その上司は悔しいと思うはずです。
このように、嫌いな上司よりも会社での成績を伸ばせば、上司からの苦言も言われませんし、上司よりも有利な立場になる事ができます。自分の立場や給料などにも良い影響を与える事となり、一石二鳥の効果を得られるようになるでしょう。
上司の嫌がる応接をする
嫌い上司の中には怒鳴る人、ねちねちしつこい人、部下や後輩の困惑する顔が好きな人など、いろいろな種類が存在します。しかしそのような人達のほとんどが、部下や後輩の対応を楽しんで嫌がらせを行っています。だから上司が望むような対応と逆の対応をすれば、嫌いな上司の意表を突く事ができます。
怒鳴って自己を強く見せようとしている人には萎縮するのではなく堂々とした態度を、セクハラをする上司には冷たい態度を、ねちねちと陰湿でしつこい人には笑顔で対応するなど、その人が望む対応とは逆の事をしてみましょう。すると上司は驚き、この人は嫌がらせをしても面白くない事を覚えるので自然と自分から離れていきます。
特徴別嫌いな上司への対処法
嫌いな上司と言っても、上司の性質にはいろいろなものがあります。働いている会社が違えば嫌がらせの方法は変わるし、立場によっても上司の様子は変わってきます。
では、ここからはどんな上司にはどのような態度をすればよいのかを2つの状況をピックアップして紹介していきます。とくに嫌がらせを受けやすい新入社員や看護師と言った身分の人達を紹介していくので、立場が当てはまる方は参考にしてください。
新入社員に対する態度の悪い上司
新入社員は社会構造を知らずに飛び込んだ幼い雛鳥のような存在です。そんなまだ何も知らないような人間に上司が悪態をとれば、当然社会はこんな上司であふれているんだと勘違いしてしまいます。悪い上司から新入社員を守るためにも、周りの人間のフォローが必要になって来るでしょう。
新入社員が態度の悪い上司に嫌がらせを受けていたら、上司の気を逸らす、会話後に励ます、会話の途中でも新入社員を連れ出すと言った救済を行いましょう。新入社員を悪い上司から救う事ができる上に、その新入社員が将来悪い上司のようになってしまうことを防ぐことができます。
看護師
看護師は女性が多いため、女性看護師業界は非常に上下関係がシビアになっています。女性の多い運動部のような、絶対的上下関係が組まれている病院もあるほどです。そんな中でも看護師長と言う立場は唯一絶対であり、看護師長と仲良くできなければ病院内でやっていけないと言われるほど厳しい世界が広がっています。
看護師長などの差から得ない立場の人間に嫌がらせを受けて耐えられないと言う方は、病院を変える・部署を変えると言った方法で逃げ出す事ができます。病院によっては他の上司などが転院を手伝だってくれる所もあるので、しっかりと相談できるところに相談してから考えると良いでしょう。
上司が嫌いすぎて殺したいと思ったらするべきこと
上司が余りに嫌いで殺意さえ覚えてしまうと感じている人は、テットフォータット戦術と呼ばれる方法を行っていきましょう。簡単に言うと、上司の態度と同じような態度を行っていくと言う事です。上司が攻撃的には攻撃的になり、協力している時はしっかりと協力するなど、上司の真似を行っていくと言う方法です。
これにより上司に合わせて態度を改めると言った理不尽はなく、また上司と同じ態度をする事で上司にも自分が今戸のように見えているのかを知らしめることができます。これは両者ともにメリットがあり、うまくいけば関係改善の糸口にもなりえる方法です。
嫌いな上司とうまく付き合っていこう!
世の中には平気で部下や後輩に罵声を浴びせる上司、嫌な事を平気で行う上司、セクハラをする上司、ねちねちとしつこく絡む上司が存在します。上の立場に立っている以上、下の人間に横柄な態度をとりたいのは人間の性なので、仕方の無い事です。しかしそんな上司たちの手によって、部下や後輩たちが自分の尊厳を失ってもいいと言う事は決してありません。
嫌いな上司から嫌がらせを受けていると感じた時は、受け止めて我慢せずまず行動を起こしましょう。ストレス発散をしてもよし、仕返しをしても良し、誰かに訴えても良し、とにかく自分が負けだと認めずに動くことが肝心です。社会の理不尽に諦め絶望することなく、不等な事には真っ向から立ち向かう姿勢を守っていきましょう。
